嵐電の駅名にも付けられている、車折神社。
社名は、後嵯峨天皇が嵐山に遊行した際に神社の前で牛車の轅(ながえ)が折れてしまい、
そこから動かなくなったことから、
ご神威を畏れ門前右側の石を「車折石」(くるまざきいし)と呼んで、
「正一位車折大明神」の神号を贈られたことに由来すると云われている。
車折神社の祭神は清原頼業で、平安時代後期に活躍した儒学者である。
頼業は大外記の職を24年間も務めており、その頃には和漢の学識と実務
の手腕は当代無比といわれていた。
晩年には九条兼実から政治の諮問にも携わるようになり、
兼実をして「その才、神というべく尊ぶべし」と称えられた程。
その頼業の学徳により、学業成就や試験合格といった学問面でのご利益はもちろん、
特に「約束を違えないこと」を守る神様として、全国的に強い信仰がある。
例えば商売においては、
様々な約束事や契約が守られることにより、
集金や売掛金の回収が滞りなく進み、
経営にご加護がある。
また一般の家庭においても、お金のやり繰りがよく運び、
生活が豊かになる・お金に不自由しないといったご加護が受けられるとされている。
また車折神社は芸能の神社としても有名だ。
境内には芸能の神様「アメノウズメノミコト」を祀った芸能神社があり、
芸能・芸術のご利益があると云われているため、
そのご利益を願って毎年多くの芸能人やアーティストがこの神社へ参拝している。
お社の周りには朱色に塗られた「玉垣」が並び、
芸能神社でお祈りされた方の名前が書かれている。
中には有名な芸能人の方の名前も見つけることが出来る。
(麦わらの一味の名前も…!!)
交通アクセス
最寄り駅
.嵐電車折神社駅
最寄り停留所
.市バス・京都バス車折神社前
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